皆さん、こんにちは!
スポーツダーツプロジェクト公認アンバサダーの星野理絵です。
さて前回は「スポーツダーツプロジェクトとはなんぞや?」という部分に触れて、少~しだけ説明させていただきました。そうすると「じゃあ星野理絵はどんな活動してるの?」と思う方もいると思います。そこで今回は、“星野理絵こんな活動してます”ってことを書かせてもらえたらと。
(今回は長くなりますが最後までお付き合いください 笑)
実はですね・・・
私は去年から、横浜市神奈川区にある「老人福祉センター うらしま荘」というところに「ダーツ講師」として定期的に伺わせてもらっています。
講師のお話をいただいたのは2019年夏頃のことなので、ちょうど1年くらい前になります。“私にできるのだろうか・・・”という気持ちもありましたが、シニア層の方々にもダーツに興味を持ってもらいたい! ダーツの楽しさを知ってもらいたい! という想いも強くあり、講師をさせていただくことになりました。
ダーツをプレイすることで、健康増進や新たな仲間づくりなど、高齢者が地域へ一歩出るきっかけを作りたい。そういう目標から誕生した企画が『プロに学ぶソフトダーツ講座』です。参加対象は、横浜市内在住の60歳以上の方。講座は2019年10月から開催されました。
『プロに学ぶソフトダーツ講座』の募集内容
・全6回開催 (1講座 / 2時間)
・隔週で実施
・定員16名
ということで、“人数、集まるのかな・・・”と正直不安でしたが
なんと募集開始30分も経たないうちに定員はいっぱいに!
最終的にはキャンセル待ちなども含め、約60名ほどの応募があったそうです。そんなにも多くのご年配の方がダーツに興味を持ってくれているということに驚き、同時にとても嬉しい気持ちになりました。
実際の講座の内容としては
1:オープニング(講師からの挨拶等)
2:初対面の方も多いのでまずコミュニケーションをとるためのアイスブレイク(手遊び等)
3:怪我を防止するためのラジオ体操
4:ダーツについて学ぶ
5:実際にダーツをする
6:エンディング
というような流れで・・・まぁ特別なことは何もないんですが(笑)
さて。
いざ実践! というわけですが、やはり最初はボードまでダーツが届かなかった方も多かったです。ところが、第3回~5回までには参加者の皆さんがしっかりダーツを投げられるようになり、講座の終盤では狙った範囲にダーツを命中させられる方もかなり増えました。
皆さんにはハウスダーツを使ってもらっていましたが、講座をきっかけにダーツにハマってマイダーツを購入する方も。現在では、参加者のほとんどの方がマイダーツを持っています!
参加者の皆さんには、基本的にワイワイ楽しみながら投げてもらっていたんですが、ふと気が付いたんです。
当然若干の個人差はあれど、ダーツが上手くなっていく過程や時間って、若い方々とあまり大差がないんですよね(ココ大事!)。
はじめからダーツを飛ばすことが上手な方、コツを掴むのが早い方、アドバイスしたことがすぐにできる方もいます。逆に、ダーツがなかなかボードに刺さらない方もいれば、頭ではわかっていても体の使い方がよくわからないという方もいます。
でも、それってみんなそうですよね。若い方のほうが体力も筋力もありますし、柔軟に対応できることは多いかもしれません。でも、年齢に関係なく熱心に取り組む姿や学ぶ姿勢だったり、頭を使ってご自身で考えていろいろ試しながらやってみたり・・・。長く生きていらっしゃる分、経験してきたものの数が違うので、若い方からは出ないような質問もたくさんあり、逆に私が勉強させていただいています(笑)
・・・とまぁ、いろいろなことがありましたが、やはり“ダーツをするのに年齢や性別は関係ない!”というのを強く実感しました。
さて。
その講座も全6回すべて終了し、私の講師としての期間もおしまい。“今後はどうなるのかな・・・ダーツ続けてくれたら嬉しいな・・・”なんて考えていたんですが、なんと参加した方々が自分達でチームを作って活動しているんです。チーム名は『ナイスダーツ』。ありがたいことに、私は現在も定期的にそちらに講師として伺わせていただいています!
新型コロナウイルスの影響もあって一時期活動を休止していましたが、活動再開されたと聞き、7月に講師として施設を訪問し、チームの皆さんと久しぶりにお会いしました。「ダーツするの久しぶりだから忘れちゃってる」なんて言いながら、少し投げたら皆さん感覚も戻ってきたようで、BULLの音も笑い声もたくさん聞こえてきました。「久しぶりに会えて嬉しい」なんて皆さん言ってくださいましたが、皆さんが自分のペースで楽しそうにダーツしている姿が見られて私も嬉しいし、逆に元気をもらっています。
ダーツチーム『ナイスダーツ』は、今後大会に出場したり、他のチームや地域の方々と交流会や対戦したり、お子さまたちと一緒にダーツをしたり・・・
と、やってみたいこともたくさんあるようです。私はそれを実現して、関わってくれた方が笑顔になれるお手伝いができたらいいなと思っています。今後も講師として一生懸命頑張ります!
最後に、もう一つ。
『プロに学ぶソフトダーツ講座』に参加された方々に、なぜ応募したのかを質問させてもらう機会がありました。すると、
「激しい運動じゃないのと、頭を使うのがいい」
「趣味:ダーツ、ってかっこいいじゃない?」
「ダーツは知っていたけどやってみたくて」
といろいろな意見をいただいたのですが、やはりありましたこのご意見。
「敷居が高くてダーツバーには行けなかった」
我々ダーツプレイヤーにとっては当たり前の風景でも、未経験の方にはまだまだ敷居の高いイメージがあるんですね。その“敷居が高い”というイメージをとっぱらうことも、スポーツダーツとしての第一歩なのかなと・・・。そのためのコンテンツはダーツライブさんにお願いするとして(笑)
我々プレイヤーは、“敷居が高い”というイメージを払拭するためにも、初心者、AAフライト、プロ、アマ問わず、まずはみんなで笑って、そして真面目に投げて楽しいダーツをしていきましょう!
・・・と星野理絵らしくなく綺麗にまとまったところで、今日はこのへんで! 最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。