圧倒的強さに脱帽!中高生の部優勝ペアに取材しました

スポーツダーツ競技大会中高生の部優勝者インタビューをお届けします

※本大会は安全面に配慮し、適切な指導のもと実施しています。

2022年10月16日(日)大崎セガサミーグループ本社内を会場に、スポーツダーツ競技大会が開催されました。

全3回に渡ってお届けしている、大会レポートもついに最終編を迎えました。

最終編は、中高生の部優勝ペアにインタビューした様子をお届けします!

小学生の部にあったアットホームさや可愛らしさとは一転し、緊張感が走る試合展開が多く見られた中高生の部。

中高生の部優勝者インタビュー、ぜひご一読ください。

優勝者は高3&中3の児童館エントリーコンビ!

中高生の部優勝者は、児童館で一緒にダーツをプレイしているコンビです。

学年が3つ離れている中学生と高校生が一緒に何かを取り組む機会は普段なかなかないけれど、ダーツは世代を超えて対等にプレイできるのも魅力ですよね!

決勝戦は、圧巻の強さでストレート勝ち。

1試合目の1ラウンド目は、ブルに3本入れるHAT(ハット)トリックでスタートしました。

3本のうち1本を必ずブルに入れる《ワンブルキープ》も実現。

勝敗を分けた1試合目6ラウンド目は、65をブル→10→5でフィニッシュしました。

2試合目も、ワンブルキープで試合を運び、8ラウンド目の35を15シングル→5トリプル→5シングルを決めて、見事優勝!会場は拍手喝采でした。

白熱した試合の緊張感に見事打ち勝った優勝ペアに、率直な気持ちを聞いてみましょう。

優勝おめでとうございます!今日参加してみてどうでしたか?

「楽しかったです!緊張して早く起きたんですけど、優勝できて嬉しかったです。」

「来る前は緊張していましたが、会場に来たら楽しみが勝って、自分のプレイに集中できました。仲間が負けた人に勝って優勝できたのは嬉しかったです。」

小学生の部では見られなかった、戦略を意識して進める試合展開やダブルアウトへのこだわりも見られました。

初めての大きな大会に緊張していたというものの、圧巻の強さで優勝を飾った優勝ペア。

緊張している中でも、冷静に試合を運んでいた姿も印象的でした。

今回の大会に参加しようと思ったきっかけを聞かせてください

決勝戦直前。写真からも緊張感が伝わりますね。

「児童館の職員さんに気づいた時にはエントリーされてました(笑)」

「出るなら2人1組だよって言われて。自分から言う前にもうエントリーされてましたね(笑)」

職員さんの一押しで出場が決まっていたという優勝ペア!

普段から職員さんと信頼関係を築いているからこそできる、ノリと勢いで出場が決まったんだそうです。

「結果的に優勝できたので、本当に出場してよかった!」と嬉しそうに話してくださいました。

普段はどんなダーツ練習をされていますか?

「カウントアップやメドレーをすることが多いですね。最近練習できていなかったという背景もあったので、試合に対する緊張は強かったんだと思います。」

「ダーツライブHomeも購入したので、家で練習できる環境はあるのですが、やはり人と直接対戦したくて。児童館に行って練習することが多いですね。」

カウントアップでまずはコンディションを確認したのち、どちらが多く点数を取れるかを競うこともあるそうです。

01とクリケットで試合を進め、先に決められた数の試合に勝利した方が勝ちとなる”メドレー”も取り入れているのだとか。

中高生になると、より本格的な練習をしているようです。

ダーツを始めたきっかけを教えてください

一投ずつ着実に狙って入れていく選手

「児童館の職員さんに、上手な人がいて。職員さんの影響が強いですね。」

「児童館にダーツライブ2が置いてあるんですけど、ただダーツをするだけじゃなく、ダーツが上手な職員さんに教えてもらったのが楽しくて。仲間にも楽しさや魅力が伝染していって。僕自身、さらにダーツにはまっていきましたね。」

”ただダーツがあるだけでは、こんなにハマらなかった”と笑顔で語ってくれました。

ダーツはコミュニケーションが取りやすく、人とのつながりが生まれやすいスポーツ。取材中、《仲間》という言葉を何度も聞きました。

優勝ペアが通っている児童館では、ダーツをきっかけに良いコミュニティができているのかもしれませんね。

今日の大会を通じて気になった選手はいましたか?

「決勝戦で戦った選手ですね。予選の段階から2人で注目していました。」

「自分が114点を出して自慢げに思っていたら、その後さらに上の数字を出されて…!あれはびっくりしましたね。」

本大会決勝戦は、先行者が出した記録のさらに上を出すといった、白熱した戦いが繰り広げられました。

1ラウンドで100点以上を出す”LOW TON(ロートン)”を出すと、後攻はブルに3本入れる”HAT TRICK”(ハットリック)を出す…!

決勝戦出場選手のレベルが高く、オーディエンスも拍手喝采。

絶対決めなければならないシーンでは、一呼吸置いたり立ち位置を変えたりなど、落ち着いて試合を運んでいました。

明日からどんな目標を持って練習したいですか

優勝が決まり笑顔が溢れる

「王者として、次も大会があるなら是非出場したいので、01やブルの練習を強化してがんばります。」

「僕はもう高3なのでこの大会が最後です。でも自分の周りで出場する子のサポートができるように、一緒に練習していきたいと思います。」

自分のスキルアップはもちろん、周りの子に目をかけられる意識に驚きました。

スポーツマンシップがしっかり身について、仲間を大切にダーツを楽しむ姿勢…。

大人でもなかなかできないことを、スマートに意識を持って実践できる中高生達。スタッフ一同とても刺激を受けた1日でした。

全3回でお届けしたスポーツダーツ競技大会レポートは完結です!

2022年10月に開催されてから、シリーズでお届けいたしましたスポーツダーツ競技大会レポート。

スポーツダーツの可能性を強く感じたのはもちろん、子どもたちの姿を見て心奪われるものがたくさんありました。

プレイしている本人の充実感以上に、周りに良い影響を与え、誰かの心を動かす。それがスポーツダーツなのです。

きっと次回開催するときは、もっと成長した姿を見せてくれることでしょう。

今回、スポーツダーツ競技大会に参加してくださった皆様。

そして最後までレポートを読んでくださった皆様、ありがとうございます。

今後も継続的に開催できるよう、積極的に活動して参ります。これからも楽しく練習してくださいね!

【全体レポート&小学生の部優勝者インタビューもぜひご一読ください】

この記事を書いた人

WMプロダクション

スイカ / PERFECT所属:那須陽平 / JAPAN所属:浅野充照 / の3人よる団体です。

ダーツ情報/教育機関や福祉施設へのスポーツダーツ普及活動/ダーツの魅力や好きになるきっかけを発信をしております。こんなに楽しい競技をもっとたくさん知ってもらいたいと思います。